目が覚めると、別の部屋に移されていた。しかも腕には手錠と鎖が繫がれていた。誰かが近づいてくる足音が聞こえた。「おかえり、くるみ」そこには聞き覚えのある、ぞっとする声が聞こえてきた。「カ、カズヤ。。。どういうことなの。。え、私はみゆきと話しをしにきただけなのに。どうしてあなたがここにいるの。」「くるみ、心配しないくていいよ。また、一緒に暮らそう。ここからもう一度やり直すんだよ。」「何を言っているの。はやく帰して。この鎖を外して。冗談はやめて。ほんとうにやめて」携帯電話も取り上げられて、くるみには外部と連絡をとる手段を全て奪われていた。絶望的な気持ちになり、シゲルや陽ちゃん、そしてお母さんのことが頭によぎった。
母が夫の子を妊娠しました第179話
2023年8月25日
コメント