母が夫の子を妊娠しました第138話 

「この会社に潜りこんでシゲルに近づいたのも、私に嫌がらせするため?」「嫌がらせなんて!くるみの周りの人のこと知りたかっただけだよ?陽くん…、かわいいねえ?」「やめて!!私の前から消えてよ!」信号が変わったので、私は急いでベビーカーを前に進める。私の後ろ姿にカズヤが言う。「なあ、くるみ、俺たちやりなおそうぜ?娘を取り戻して、陽と4人で暮らさないか?」思わず振り返ってしまった。この人、何言っているの…?「ありえない!私たちに近づかないで!!」「ははは、またな、くるみ~。」私は走って逃げた。陽が泣き出したが、今は家に安全にたどり着くことしか考えられない。…娘を取り戻してって、妹のことだろうか?嫌な予感が私の中を駆け巡っていた。

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