「いいですよ」快く引き受けてくれた弁護士先生にアポを取って電話を切る。するとその直後にみゆきさんから着信があった。もうみゆきさんとは関わりたくない。だから着信を無視続けた。でも着信音が途切れない。もうすぐ駅に到着するため、マナーモードに切り替えようとして、誤ってスイッチオンにしてしまった。するとみゆきさんのけたたましい声が飛び込んだ。「くるみ、私よ。夫から離婚を言い渡されたの。慰謝料もなし。一文無しになったけどカズヤの子供だけは産むからね。くるみ、力を貸して」またみゆきさんが無理難題を吹っかけてきた。でももう関わりたくない。みゆきも好きに生きているのだから、私も好きにしたいと思った。
母が夫の子を妊娠しました第173話
2023年8月15日
コメント