母が夫の子を妊娠しました第168話 

シゲルさんはきっと解決するために奮闘してくれるだろう。でもまたシゲルさんに迷惑がかかる。私と結婚しただけで、色んな災難に見舞われるなんて。私は本当にダメな妻だ。すまなさと劣等感で、ふがいない自分を責めていた。弁護士先生から紹介されたクリニックは、自由が丘駅近くの商店街から徒歩10分ぐらいの裏路地にあるマンションの5階だった。インターフォンを押すと、白衣を着た30代の女性が出迎えた。マンションの一室にあるクリニックはアロマオイルの香りがうっすらと漂う。弁護士の先生から紹介されてすぐにホームページをチェックすると、カウンセラー紹介の写真ではロングヘアだった。でも今はショートカットにヘアスタイルを変えている。

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