母が夫の子を妊娠しました第148話

「どうしましたか」小走りに走ってきた男性が勢いあまって傘を落とした。「助けてください」と私。すると男性は「嫌がる女性を無理強いするのはやめなさい」とカズヤの手から私を引き離してくれた。カズヤは舌を鳴らして「またな、くるみ」と言い放って、雨の中を車を発車させた。「大丈夫ですか」「それよりも傘」男性が傘を拾い、私は泣いている陽を抱きしめた。「事情はわかりませんが、危ない男ですね。警察に届けたほうがいい」くるみは頷いて、録音を終了した。「警察より弁護士に相談しようと思っていて」すると男性が「困っているなら相談に乗ります。僕は弁護士ですから」

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