「そんな…」「知り合い?」「ううん。知らないけど。ちょっと知ってる人に似てたから」そこに写っていたのは、元旦那のカズヤだった。まさかとは思うが、こんな偶然は奇跡に近い。探し当てられたと考えるのが妥当だろう。動揺を隠すようにご飯を食べようと椅子に腰かける。陽をベビーベッドに寝かせた旦那がご機嫌に、「奥さんどんな人なんですかって聞かれたから、くるみの写真を見せたら凄く美人な人なんですねって驚いてたよ。自慢の奥さんを褒められて、俺も嬉しくなっちゃっよ」つまり、もう私の情報が筒抜けになってしまったのか。
母が夫の子を妊娠しました第97話
2022年9月15日
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