「あっ、すみません、ちょっと会社から電話があったんで出ます。」「どうぞどうぞ。」「もしもし!」「あれ?繋がりが悪いな‥」「すみませんが電波が悪いのでちょっとだけスーパーの外に出てきますね。」「どうぞ。ほんとお忙しいのに私のために付き合わせちゃってすみません。」「いえいえ!」全然大丈夫ですよ!と言いながらケイスケは慌てた様子でスーパーの出入り口の方へ早歩きで向かって行った。私は陽と2人きりになってしまったけど、スーパーの中は人目も多いし、そんな危険な事は起こらないだろうと、ゆっくり買い物を続けていた。そんな時だった。「くるみ‥」
母が夫の子を妊娠しました第114話
2022年12月6日
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