「くるみ、本当に大丈夫か?」午後10時過ぎ、陽が寝静まって、2人で過ごす夜のティータイム。私がテーブルに差し出したノンカフェインの紅茶にも手をつけず、こっちをじっと見つめる、心底心配そうな夫の顔。実はシゲルが明日から1泊の出張に行かなければならなくなったのだ。他の人に代われないか上司に掛け合ってもみたそうだけど、大切な商談で、どうしてもシゲルに行ってほしいと言う事で、希望は叶わなかったらしい。「俺が居ない間に、またカズヤがくるみに悪さでもしに来たらと思うと、心配で心配で。」「大丈夫だよ。陽と一緒にほとんど家で引きこもってるから!あなたは安心して行ってきて。」
母が夫の子を妊娠しました第107話
2022年11月28日
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